加齢黄斑変性について

■加齢黄斑変性とは

加齢黄斑変性(とは、眼球の中にある網膜の中央にあると定義されている球状の組織の「黄斑」が加齢によって変形し、その結果視力機能に障害が出てくる病気です。
ちなみにこの病気は経過状況によって微妙に呼び方が変わり、初期の症状を加齢性黄斑症(ARM:Age-Related Maculopathy)、後期の症状を加齢性黄斑変性(AMD:Age-related Macular Degeneration)という名で定義されています。

網膜は物を見るレンズのような役割を果たしている部分ですが、その中心部の黄斑が加齢黄斑変性によって変形してしまうと、初期のARMのうちは視界の中央部分が歪んだりよく見えなくなったり、暗くなったりする後に視力が落ち、場合によっては失明してしまうこともあります(欧米では加齢黄斑変性による失明が増加しているのだそうです)。
日本では発症者が少なかったそうですが、最近の生活の欧米化により、患者も増加傾向にあるようです。
また、加齢黄斑変性は女性よりも男性、しかも60歳以上の方が発症しやすそうですよ。


■カニクイザルと加齢黄斑変性

カニクイザルはバリ島やジャワ島に生息しているニホンザルにとてもよく似た外見のサルですが、現在このカニクイザルは加齢黄斑変性の予防や治療法を探る為のサンプルとしても利用をされているのだそうです。
これは、カニクイザルが糖尿病や心疾患、骨粗しょう症、子宮内膜症や加齢黄斑変性といった人間と同様の疾患にかかることから、発症した固体に治療を施すことで治療法などを探っていくというもので、内容については独立行政法人の「医薬基盤研究所 霊長類科学研究センター」が詳しいですよ。


■加齢黄斑変性とpdt

加齢黄斑変性の治療法にpdtというものがあります。このpdtとは「Photo-Dynamic Therapy」の略で、日本語では「光線力学的療法」と呼ばれています。
この治療法は主に欧米で用いられてきましたが、後発で日本も平成15年から日本眼科学会が治療法や投薬などのガイドラインをもうけたことで治療が行われるようになりました。
このガイドラインについては、日本眼科学会の「会員の皆様へ」のガイドラインページの「加齢黄斑変性症に対する光線力学的療法のガイドライン」という名前のpdfファイルから詳しく知ることができるんですよ


■加齢黄斑変性の種類

加齢黄斑変性には二つの種類があり、黄斑自体が変形していく「非滲出型」と、網膜と隣接した脈絡膜から新生血管と呼ばれるもろい血管が伸びてきて、この血管が網膜内で破裂して血液が漏れ出すことで黄斑の機能に障害をきたす「滲出型」があります。 病気としてもリスクは「滲出型」の方が大きく、急に視力が落ち、失明の可能性が高いのはこちらとも言われています。

この病気はどちらの種類のものが発症したのかは素人ではわからないので、やはり病院で見てもらうのが一番です。
物を見ていて、視界の中心がどうも見にくい場合は病院に行ってみるようにしてくださいね。

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